デュタステリドの薄毛改善効果を解説

薄毛・AGAの研修は日々進歩しており、新しい治療薬や治療法も開発されています。医学的に効果が証明された薄毛治療薬は少なく、ミノキシジル・フィナステリド(商品名プロペシア)の2つが主に使われていましたが、近年新たな治療薬が登場しました。それが「デュタステリド」です。ここでは、デュタステリドの特徴や従来の治療薬との違いを解説します。

デュタステリドとは

デュタステリド01デュタステリドは、英国の製薬会社が開発した薄毛治療薬です。薄毛の進行を抑制し、さらに増毛させる効果があります。もともとは前立腺肥大症の治療薬として開発され、やがて薄毛治療にも使われるようになりました。この辺りの経緯はフィナステリドと共通しています。

日本でも2015年に厚生労働省より認可され、ミノキシジル、フィナステリドとともに数少ない認可されているAGA治療薬となりました。

 

デュタステリドの効果

デュタステリドは、臨床試験において毛髪数の変化量、毛髪の太さが、フィナステリドよりも効果があったとされています。臨床試験では、フィナステリド、デュタステリドの経口投与を続け、24週後に毛髪数も毛髪の太さも、約1.5倍となっています。

デュタステリドの薄毛改善効果が強い理由

デュタステリドはフィナステリドと同様に、5αリダクターゼの働きを阻害する効果を持っています。5αリダクターゼは酵素の一種で、男性ホルモンのテストステロンと結びつき、ジヒドロテストステロン(DHT)へと変化させてしまいます。すると、ジヒドロテストステロンはヘアサイクルを短くしてしまうため、髪の毛が成長しきる前に抜けてしまい、薄毛を引き起こしてしまいます。
そのため、5αリダクターゼの働きを抑え、ジヒドロテストステロンを作らせないことが重要です。ここにデュタステリドが効くわけです。

なお、デュタステリドの副作用としては、数%の発現率で勃起不全・肝機能障害などが報告されています。加えて、女性は使用することができません。この辺りの特徴もフィナステリドと同じです。重篤な副作用が発生する確率は低いため、体調を管理しながら使用すればあまり問題にはなりません。

デュタステリドは、フィナステリドよりも効率よく薄毛を改善する

デュタステリドは、なぜフィナステリドよりも高い効果を発揮することができるのでしょうか。その理由は2つあります。

① 1型5αリダクターゼの作用を抑制できる
実は、テストステロンをジヒドロテストステロンに変えてしまう5αリダクターゼには、1型と2型があります。このうち、フィナステリドが抑制できるのは、2型5αリダクターゼだけなのです。デュタステリドは1型と2型の両方に効果があるため、フィナステリドでなかなか効果が現れない人でも、薄毛改善の効果が出る場合があります。

② 薬の効いている期間が長い
デュタステリドを服用すると、フィナステリドよりも長い期間血液中に残ります。フィナステリドの半減期(血液中の量が半減する期間)は6~8時間程度ですが、デュタステリドは2週間以上という研究結果が出ているのです。毎日服用すれば、血液中のデュタステリドの濃度を高く維持することができ、薄毛を効率よく改善できます。

デュタステリドの服用は1日1回。

薄毛の治療薬には内服薬と外用薬がありますが、デュタステリドは基本的に内服薬です。ケースにもよりますが、基本的には必要な量を1日1回服用します。効果が現れるまでの期間は人によって異なりますが、最低でも3~4ヶ月は様子を見るようにしましょう。

デュタステリドの輸入品などには注意が必要

フィナステリドに満足できなかった人がデュタステリドに切り替えるケースが多く見られますが、最初からデュタステリドを使用しても構いません。症状に応じて選択してください。

また、デュタステリドはジェネリック医薬品も発売されています。これらの多くは日本では認可されていないため、個人輸入で購入するのが基本です。
こうしたジェネリック医薬品・輸入品は、品質の悪いものが含まれていることがありますので個人で輸入することはお勧めしません。また、用法・容量についても、多数の症例から知見を得ている専門家に相談してください。専門のクリニックを受診し、医師に相談した上で容量・用法を守って服用するのがいいでしょう。